とびしまウルトラマラニック無事終了!
皆様、すっかりご無沙汰しております。
お元気にされていますか?
12月に入りすっかり寒くなりましたね。
私は、12月9日に広島県呉市で開催された
『とびしまウルトラマラニック』のお仕事に全精力を注いでいました。
初めて運営としての立場で深く関わった仕事となりました。
そんな思い出を振り返って見ようと思います。
とびしまウルトラマラニックは、
7つの橋を渡る100kmの旅になります。
コースは、橋のところは多少のアップダウンがあるものの、
島の周辺を走る時はほぼフラット。
制限時間が16時間なので、初心者向けのコースになると思います。
前夜祭では、MCを努めた私
会場にいらっしゃったランナーのみなさんをマイクでいじり倒してきました・笑
気になる人にはツッコミを入れ・・・
真面目な一言を入れる人にはさらなる一言を要求・・・
追い込んだ時のみなさんのリアクションがおもろい!!
(↑悪いやつ・笑)
そんなこともありましたが、
大会当日を迎えました。
今回はすごーく心配していることがありました。
大会があった日は、気温が下がる予報で最高気温8度の予報。
当日の朝も2度の冷え込み。
本部としては、低体温症の準備は徹底していました。
さて、大会は5時スタート!
16時間の旅の始まりです。
元気に選手のみなさんを送りだしました。
私がコースに飛び出したのは、お昼過ぎからエイドの様子など見に行きました。
この時、一番印象に残っているのは、
豊まちづくりセンターでの出来事でした。
ここは、第一関門(54km)にもなっていて、
関門閉鎖は13時40分。
エイドで選手の様子を見つつ、関門閉鎖対応に入ることになりました。
関門閉鎖時間が迫ってきました。
走ってくるランナーが見えると、ボランティアやスタッフのみんなで全力で応援!
「早くー!!あと少しだから頑張ってー!!!!」
同じランナーとして一人でも多くの人にゴールして欲しい。
私も全力で声を掛けました。
何人かのランナーが関門に駆け込んだあと、
閉鎖時間もかなり迫って来ていました。
橋の向こうにランナーの姿が見えました。
頑張ってエイドに近づいてくる・・・
と思ったら、すぐそばにいたおじさんがカラーコーンを抱えてコースをちょびっと逆走。
「よーし!関門はここだからなー!!!」
と、走ってくるランナーに呼びかけます(笑)
いやいやいやいやー!
誰が決めたの?!
(^◇^;)
と思いつつも、面白すぎるからOK出してた私(笑)
そして、またランナーの姿が見えたら、
さっきのおじさんがコーン持ってまたコースを逆走してた(笑)
「関門はここだぞーー!!!!!」
と、全力でランナーの応援をするおじさん。
いや、まじで超面白いんですけど!
ヽ(〃∀〃)ノ
大会としても、足切りを目的と言うよりは少しでも多くの人にゴールして欲しい。
その思いがあったので、そのおじさんの対応は見ていてとっても嬉しかったです。
そして、いよいよ時間がギリギリになって来ました。
そんな時にランナーの姿が見えた!
で!おじさんカラーコーン持って本日3度目のダッシュ!
そして、3回目が一番長く走ってたと思う
カラーコーンをどーん!とおいて、
「よーーーーし!関門まであと少しだー!!」
みんなで全力で応援して、関門通過最後の選手となりました。
p(´▽`o)ノ゙
エイドの片付けが終わってからは、
コースに戻り選手の様子を見ながら車から応援。
岡村島に入る頃、見慣れたランナーを発見!
初100kmに挑戦していたお友達でした。
ずっと様子を心配していただけに、元気そうな顔を見れたので一安心。
選手に声かけしながらコースのチェックに回ります。
そうこうしているうちに第2関門(70km)に到着。
エイドでランナーの様子を見ていても、
疲れが出て来ているランナーも多かったです。
出来るだけ選手を励ましつつ送り出しました。
関門対応していると、エイドで出会う選手がだいたい一緒。
閉鎖時間ギリギリに通過していくランナーがいれば、
間に合わないランナーもいる。
時間は無情にすぎていき関門閉鎖時間となる。
そこにお友達のランナーの姿が。
私の姿を見て「間に合いませんでした・・・」
悔しそうに肩を震わせて涙を流していました。
「ここまで頑張った自分を褒めてあげてくださいね」
ゴールできなかったランナーには、
いつもそう声をかけます。
途中、リタイヤする選手を車に乗せた時のこと。
その方は「ゴールできなくてかっこ悪い。100kmくらいサクッと走れると思ったんだけどなぁ」
そんなことを呟いていました。
「全然かっこ悪くないですよ!」
私は、ゴールが全てじゃないと思うから。
そこに到るまでの過程で頑張った自分を褒めて欲しいと心から思う。
別れ際、私がウルトラランナーと聞いて驚いていました。
しかも、私の方が12歳も年上。
それを知って「マジかーーー!?」と言ってた姿が忘れられず(笑)
第二関門の閉鎖対応が終わったので、
次の第三関門(85km)に向かいます。
ここでも、いろんなランナーさんに声かけしながらエイドでの様子を見ていました。
とある女性ランナーさんには、「奥出雲で一緒でした!」
と声を掛けられました。
「私ってよく気がつきましたね」
「いやぁー目立っているからすぐに分かりますよ!」
「そ、そうなんです?!私走っているだけですよー汗」
「ほんと目立ってますって!笑」
そんなやり取りをしておりました。
ここのエイドでは、おかゆが用意されていました。
地元のおばあちゃんたちが作ってくれたおかゆ。
日が暮れて寒さが増して来て、あったかいおかゆが冷えた体を癒してくれていました。
第三関門も閉鎖時間が迫り、閉鎖対応を完了。
今度はゴールに向かいます。
窓を全開にして車をゆっくり走らせながら、
ランナーの横を通りすぎる時には声をかけつつ、
フィニッシュ地点に戻りました。
ここは、すでにたくさんのランナーが帰ってきていて会場も大盛りがり。
選手を出迎えるウルトラMCに音楽。
みなさん抜群にいい顔しています。
途中、お話したランナーの姿が見えた瞬間。
一番嬉しい時間でした。
そして、みんないい顔してて、
本当にかっこよかった。
運営の仕事は大変なこともあるけど、
みなさんの笑顔を見ていると疲れも吹っ飛ぶなぁ。
ゴールでみなさんをで迎えている時、
そんなことを思っていました。
とびしまウルトラマラニックに参加されたみなさん、
大会に関わって頂いたみなさん、
本当にありがとうございました。
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