第30回 萩往還マラニック大会走って来ました!(後編)

第30回 萩往還マラニック大会走って来ました!(後編)

引き続き、後編行きます!

 

旧油谷中学校に到着したら、

まずはチェックシートにパンチ!

少年アシベのような髪形は、

すっかり乾いてぼさぼさになっておりました(笑)

 

パンチが終わったら、預けていた荷物を受け取って、

諸々の装備の差し替えを行います。

ハイドレーションにいれるために用意していたOS-1は、

飲みたくない気分だったので、お友達にあげました。

(^_^;)

ここでは…

・ハイドレーションの中身の補充

・地図の差し替え

・補給食の補充

・歯ブラシ携帯

・シューズ履き替え

(Onクラウドサーファー→ホカオネオネ「クリフトン4」)

・カッパを返却(これがのちに命運を分けることとなる…)

 

80km以上、走ってきて足が思った以上に疲労していました。

ここからは、保険で預けていたホカを投入。

疲れた足にソールの柔らかさが楽チンでした。

 

全ての差し替えが終わって荷物を返却。

そのまま、海湧食堂に向かいます。

ここでは、おかゆが用意されていて、

元気だったのでしっかり食べることが出来ました。

夢中で食べてしまったので、

食後の写真ですいません!

(;・∀・)

 

海湧食堂を出てリスタート!

横断歩道を渡るところにスタッフの方がいらっしゃいました。

よく見ると…

立ったまま寝てる(笑)

お日様が当たって気持ち良かったようです。

「ありがとうございます」

そう声を掛けて出発しました。

(*^-^*)

 

ここからの区間は、

2017年6月に開催された『むかつくダブルマラソン』で走ったことがあるので、

コースの不安は全くありませんでした。

走り始めて、まずは歯磨き!

長時間行動していると、

歯がザラザラして気持ちが悪いので、

まずは歯磨きをしてお口をさっぱりさせました♪♪

 

気分もリフレッシュできたので、

ご機嫌で次のチェックポイントに向かいます。

しばらく行くと、折り返し区間になりました。

前後するランナーたちと声掛けしながら進みます。

前を走るランナーにはお友達がたくさんいて、

声掛けするたびに元気をもらいます♪

 

漁港のところでは、私設エイドも出ていて、

おにぎりを頂きました。

これが美味しかった!

 

95km過ぎ、分岐が終わりに差し掛かる頃、

お友達に会うことが出来ました。

様子を聞くと、足の指を痛めてしまったらしく、

もう走れないと…

かなり辛そうでした。

でも、次の関門も行く時間もあったので、

行けるところまで頑張ってください!

そう送り出しました。

 

私も頑張らなきゃ。

気持ちを引き締めて、次のチェックポイントを目指します。

気持ちいいお天気の中を走って、

俵島チェックポイント(98.6km)到着。

居合わせた他のランナーさんに写真を撮ってもらいました。

その時に「いい顔してますね~!」

と褒めて頂きました(笑)

( *´艸`)

 

しばらく行くと、こんな絶景が♪♪

風は強かったけど、晴れてたおかげで抜群の景色を見ることが出来ました。

 

ほれぼれするような景色。

立ち止まってずっと眺めていたくなったけど…

先を急がねば!

 

私も折り返し区間に入ったけど、

そこですれ違うランナーには会えず…

(^_^;)

最後尾辺りをいるようでした。

 

漁港に差し掛かった時、

ミルクティーが飲みたくなりました。

ちょうど自販機が見えたので、

早速買いに向かいます。

 

先に飲み物を買っているおじさまがいらっしゃいました。

順番を待っている時に、そのおじさまとのやり取り。。。

おじさま「ジュースいるか?」

私「いいんですか?!」

おじさま「おう!何が欲しい??」

私「ミルクティーが飲みたくて」

おじさま「あったかいのしかないぞ?」

私「ミルクティーが飲みたいから、あったかくても冷たくても大丈夫!」

おじさまの好意でミルクティーGET!

その後も会話が続き…

 

おじさま「どこから来たんか?」

私「瑠璃光寺から来た!」

おじさま「はぁ?!」

おじさま「何で来たんか?」

私「走ってきたの。かれこれ100km走ってるよ」

おじさま「はぁぁ?!」

おじさま「どこまで行くんか?」

私「瑠璃光寺まで!」

おじさま「はぁぁぁぁぁぁ?!」

私「まだ150kmくらいあるけどね(爆笑)」

おじさま「そ、そ、そうか、とりあえず頑張れよ!」

私「ありがとうございます!」

おじさまの不思議そうな顔が忘れられず(笑)

ミルクティーは美味しくいただきました♪

 

その直後、庭になっているさくらんぼを美味しそうに食べているおばあちゃんに遭遇。

いいなぁ…と思ったので、

私「さくらんぼ頂いていいですか?」

おばあちゃん「あぁ~いいよいいよ。食べんさい」

と、言ってもらったのでご機嫌で食べちゃいました。

みずみずしくて美味しかったぁ♡

( *´艸`)

 

その後、上り坂をてくてく歩いていると、

ミルクティーのおじさまが車でぶぃーんと横づけしてきました。

おじさま「おう!乗ってくか??」

私「乗ったら失格になっちゃうから大丈夫!(笑)ありがとうございます!!」

おじさま「そうか!まぁ頑張れよ!」

 

むかつく半島には、むかつく人いないじゃん♪

素敵な人ばっかり♪♪

めっちゃご機嫌で、川尻岬に向かいます。

遠くに見える棚田に綺麗な海♪

250kmの道半ばだけど、こんな景色に癒されていました♪

 

その後、コンビニでアイスをGET!

日差しがきつくなってきてたので、

アイスは冷たくて元気出ました♪

時刻は、11時03分。

 

前後するランナーさんと少しおしゃべりしながら進みます。

日差しはきつかったけど、コースには日陰が多くて、

冷たい風を感じながら川尻岬を目指します。

 

川尻岬の入口では、

短い区間ですが折り返し区間があるので、

声掛けしながら進みます。

そんなこんなで、川尻岬/沖田食堂(107.8km)到着。

時刻は、11時44分。

関門閉鎖の45分前。

ちょっと余裕が出来た!

ここでは、カレーライスが食べられるので、

これを楽しみにしていました♪

 

ちょっと量を増やしてもらったぁ♪

外の椅子に座って、シューズを脱いでもぐもぐタイム。

周りを見ると、カレーを食べている人。

座ったまま寝ている人。

ビールを飲んでいる人。

みんな思い思いに時間を過ごしていました。

カレーを食べ終わり、準備を整えたら出発。

次の関門までは、時間的には余裕があるので、

気持ち的には楽になりました。

 

次のチェックポイントは、立石観音(107.8km)

やっぱり前後にはほとんど人がいなくて、

お1人様でてくてく走ります。

日吉神社をすぎて、劇坂を下って行くと

また絶景が広がっていました♪

心奪われる景色見るたびに写真を撮っていました(笑)

おかげではかどりません(^_^;)

 

この辺りで、紫色のナンバーカードの女性ランナーさんとお話ししました。

紫色のナンバーカードは、10回完踏されたランナーの人です。

その方に質問をしました。

私「この時間にこの辺りにいるようじゃ、完踏は難しいですよね…」

「え?!全然完踏ペースですよ」

完踏ペースではあるけど、

宗頭への到着時間で仮眠する時間を取れるか変わってくるとのこと。

そーなんだ。

まだ完踏出来る辺りにいるんだ。

それなら、ここから気合を入れよう!

川尻漁港へ向かう道は元気に下り、

川尻漁港を通過。

左手に海を見ながら、遠くに見える立石観音を目指します。

 

と、行きたいところだったんですが、

だんだんと眠気が襲ってきました。

(_ _).。o○

歩くのもやっとな状況になってしまい、

よたよたしながら前に進みます。

半分寝たまま歩き続け、やっとの思いで立石観音(117.8km)到着。

時刻は、13時44分。

 

パンチを済ませたら、屋根があるところでシューズを脱いで横になり、

携帯のアラームを10分掛けました。

目を閉じたけど寝たか寝てないか、

よく分からないまま起きて走る準備をします。

スッキリしたかもよく分からず。。。

とにかく、先を急がないと。

その気持ちだけで走り出します。

 

この頃から、体に異変が。。。

体に力が入らなくなっていました。

なんで力が入らないんだろう…

気温やコンディションをみても、熱中症になってるとは思えず。

しんどいなぁ…

そんなことを思いながら歩いたり走ったりを繰り返していました。

 

次は、千畳敷に向かいます。

体はしんどいまま。

ウルトラを走っていて、体調が崩れることはよくあること。

こういう時は、歩いて体調が戻るのを待ちます。

この辺りでは、前後するランナーのみなさんと一緒に移動をしていました。

みなさんとお話ししてると多少気がまぎれるものの、

しんどさは変わらず。

でも、この間に出来ることをしておこう。

そう思って、手持ちの食料を食べていました。

しっかり食べれるし気持ちも悪くない。

大丈夫。

じきに体調は戻る。

そう信じていました。

 

そうこうしているうちに、

元乃隅稲成神社に向かう道に差し掛かると、

車の渋滞がすごいことになってきました。

他県ナンバーの車がすごい列になってる。

(;・∀・)

車に乗ってる人も大変だろうなぁ。

そんなことを思いながら、車の脇をてくてくと歩きます。

千畳敷に近づいていくと、

人が通れないほどの区間も登場!

どこを通ったらいいんでしょうか??(笑)

そんな区間もやり過ごし、いよいよ千畳敷の坂に突入。

 

体がしんどいところに、千畳敷の劇坂。

息も絶え絶えになっていました。

みなさんが歩いて行くペースについて行けない。

息が苦しい…

途中、休憩も入れながらゆっくり上って行きます。

前を行くみなさんの姿は、そのうち見えなくなってしまいました。

でも、どうすることも出来ず。

 

男性のランナーさんと一緒にゆっくり上っていきました。

やっとの思いで着いた千畳敷は、

台風みたいな風が吹いていて大変なことになっていました。

(;’∀’)

 

千畳敷(125.4km)

15時35分到着。

コース上のほぼ中間点になります。

髪の毛が強風で乱れまくっています(笑)

 

さっきお話ししていたのは滋賀県からのランナーさんでした。

「ここの景色は見る価値ありますよ!」

と、おススメして一緒に絶景を見て来ました。

そこで記念撮影♪

素敵な景色をバックに写真を撮ってもらいました。

 

この日は、風が本当に強くて、チェックシートを飛ばされた人もいるみたい。

ここからジャケットを着て、フードをかぶって出発。

劇坂を上ってきたので、結構なくだりを下ります。

でも、足が痛くて下れない…

何度かチャレンジを試みるが、やっぱり痛い。

走れる区間で走れないのは気持ちが滅入る。

走ったり歩いたりを繰り返していたら、

道路を走る車から声が掛かりました。

振り返ってみたら、お友達の津田さんでした。

「大丈夫!?」

そう声を掛けられたけど、返す元気もなく手をハラハラふるのが精一杯でした。

 

カッコ悪いとこ見られちゃった…

そう思うけど、どうにもできず。

足は痛いし体には力が入らない。

歩いて次のエイドを目指します。

 

しばらく行くと、さっき声を掛けてくれた津田さんの車が前に止まりました。

それを見たら涙が溢れてきました。

気持ち的にかなりつらくなっていたので、

お友達の顔を見てホッとして自然と涙が溢れて来ました。

状況をお話しした上で、「行けるところまで行きます」

頑張って作り笑いして、津田さんと別れました。

 

それからほとんど歩いて、日置エイド到着。

 

ここでは、中学生がカップラーメンを作ってくれました。

おにぎりとカップラーメンを頂きました。

しっかり食べて出発するも、

体に力が入らないのは変わらず。

足も痛い。

他のランナーさんに抜かされて、

また誰もいなくなっちゃった。

時間も夕方になってきて少し肌寒くなってきた。

 

歩いていると、「やっと追いついた!」

の声が聞こえて振り返ったら、

千畳敷で一緒に写真を撮った滋賀県のランナーさん。

上りを歩きながら少しの間お話をしました。

お話をしていると気がまぎれます。

その方は、ここ最近不甲斐ないレースばかりだったから、

今回は頑張りたいと言われて、

ここから完踏を目指す!

と言われて走って行かれました。

私は、走る足がなかったのでそのまま見送りました。

で、またお1人様。

 

この頃からネガティブな考えがたくさん出て来ました。

日が陰ってきてたのもあると思います。

進むべきか?止めるべきか?

そんな思いがぐるぐるし始めました。

でも、自分から止めることはしたくなくて、

行けるところまで行こう。

次の関門までは、歩いても間に合う。

そう思って歩き始めました。

 

少し走っては歩いてを繰り返し進むけど、

全然前に進まない。

正明市の交差点の少し手前で女性ランナーさんと出会いました。

お話しすると、リタイアのため湯本温泉のチェックポイントに向かっていて道に迷ったとのこと。

同じ方向に向かっているので、一緒に行きましょう!

そうお話しして二人で歩き始めました。

 

途中、コンビニで飲み物を買いつつ、

湯本温泉のチェックポイントを目指します。

その頃、右手の山の上で雷でピカピカ光っているのが見えました。

そのうちゴロゴロ言い出し、雨がぽつぽつ降りだしたと思ったら、

一気に本降りになりました。

雨をよけるところもなく、あっという間にびしょ濡れに。

そのうち、パラパラと音がしているから、

何だろう?と思ったら、あられまじりの雨が降っていました。

本降りの雨に加えて横殴りの風も加わり、

嵐みたいな雨になりました。

この時、カッパを持っていなかったことを、

相当悔やみました。

 

痛む足で走るも、エイドまでの道のりは遠かった。

この時、改めて考えていた。

時刻は19時。

今から夜になり気温が下がってくるのにずぶ濡れ。

このまま進んで大丈夫なのか?

走れる状況なら筋温は下がらないので低体温症にはなりにくいだろう。

でも、今ほぼ歩きでしか移動できない。

その上、ほぼ最後尾あたりにいる。

後続に何人ランナーがいるのかも分からない。

移動中に何かあっても、後続のランナーが見つけてくれる可能性は低いだろう。

大会の性質上、救助をお願いしてもすぐに車が来ないのは理解していました。

コースが広範囲に渡るため、救助の車はすぐに来ることは難しいのです。

何か起こってからだと、大会にも家族にも迷惑をかける。

でも、起こるか起こらないか分からない出来事を心配して、

前に進まないのは逃げなのではないか?

そんな思いが自分の中でぐるぐるとめぐりました。

 

どうしよう。

雨に打たれたまま、しばらく考えていました。

ずぶ濡れのまま、次のチェックポイントに向かうのが怖かった。

このまま夜を迎えるのが怖かった。

私の正直な気持ちだった。

やっぱりここで止めよう。

何かあってからじゃ遅い。

今なら誰にも迷惑を掛けずに幕引きが出来る。

「リタイヤする」

そう決めて、本部に電話をしました。

リタイアする旨を告げて、湯本温泉のチェックポイントでチップを自分で外しました。

それをスタッフに渡して、

最後の萩往還が終わりました。

 

私の萩往還は終わったけど、

ブログはまだまだ続きます!